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さて、子どもの話を聴くということ

白瀧理事 2007/05/08
前回
「しぶしぶながら子どもの話を聴くようになって腹が立つことも少なくなりました」
と書きました。

では、話を聴いてもらう立場の子どもにとって、何か良いことがあるのでしょうか?

実は、心が健康に育まれる為には自分の話をする、それを聴いてもらえるという経験が、とても大切です。よく「人の顔色が気になる」と言われる方が見えますが、私達は他者から肯定的な評価をしてもらいたいという欲求があります。


ある子どもが、いつも静かに本を読み、大人しくしていれば、親に気に入られるとしたなら、本なんか大ッ嫌い!大人しくもしていられない!と思っていても、自分を抑え、親の望むようにします。自分の喜ぶことではなく、親の喜ぶ生き方を、身につけるのです。

そうこうしているうちに、自分の中の感覚を大事にしなくなりますし、感じることが困難になっていきます。

しかし、自分の話すことを、ただ、黙って聴いてくれる人がいるということは、自分の中に起こる感覚を感じ取ることを許され、それを言葉にして伝えていく事になります。それは自己肯定感が高まる事に繋がります。

幸せな子どもというのは、自分の感覚を無視してまで肯定的な評価を必死に求めなくてもよい子どもです。十分に自分を語る経験は、心の栄養としてとても大切なのですが、目には見えないものなので、つい、蔑ろにしてしまい残念なことと感じます。

 

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