カウンセラーの守るべき倫理で、最も大切なことは”守秘義務”。
ご相談者から伺った話は絶対に人に話さない。何があっても話さない。
たとえ、生爪剥がされても話さない!!!
(誰も、生爪なんか剥がしませんが・・・)
「ねぇねぇ、ちょっと聞いて~。今日、こんなことあったんだよ」と
私は気楽に話をする方だったので、さぁ、大変!!一大事!!
何が何でも話す、から、話さないへ行動を変えなくてはなりません。
しかし、そうこうしているうちに不思議なことが起こりました。
人から伺った話が、気にならなくなったんです。
どうでも良くなったというのではなく、大切な話が大切であることに変わりませんが、
大切だからこそ“気にしない”。
大切だからこそ“そっとしておく”。“じっとして動じない”
そんなことが出来るようになったのです。
秘密を守るというのは人を守ること。
それは、自分の心の中に起こった様々な思いを
相手を巻き込まず、自分で引き受ける事によって
決して人に迷惑を掛けない、人を困らせない、ということに
なると思うのです。 |