昨日(平成19年9月10日)、ひきこもり講演会に行ってきました。
テーマは「ひきこもりと精神疾患について分かってきたこと」と
いうものでした。
精神疾患の代表というと「うつ病」があげられると思いますが、
ひきこもっておられる方々の中には、うつ病を患っておられる方が
相当数いると考えられるようです。
ただ、明らかにうつ病です、典型的なうつ病です。という症状ではなく、
「逃避型うつ病」「復職困難うつ」「気分変調症」など、むしろ適応不全が
目立つうつ病が増えつつあり、それが、症状を長引かせハッキリ、
スッキリ回復しないというようなことが起こっているそうです。
また、発達障害との関わりについても報告され、コミュニケーションを
取るのがスムーズに行われない為、学校生活でのイジメなどが絡み、
人間関係の困難さにすっかり嫌気がさし、その後ひきこもっておられる
方々が多いとのことでした。ひきこもり状態には精神疾患が原因で
ない場合も多々ありますが、何らかのこころの病が隠れている可能性も
鑑み、対応していくことも必要と考えられそうです。 |