コアカウンセリング支援協会(名古屋・荒畑)の 
コアカウンセラー、コアインストラクターのスタッフです  
 
NHKスペシャル「うつ病治療 常識が変わる」 
 
番組の後半は、 
うつ病治療に関するイギリスの取り組みが紹介されていました。 
 
な、なんと…  
 
2007年から、イギリス政府は、 
 
カウンセリング(主に認知行動療法) 
 
をうつ病治療の中心に据えているという内容でした 
 
イギリスでは、まず、うつの症状が出たら、近くの診療所に行きます。 
 
医師が、うつの症状を認めたとしても、すぐに抗うつ剤など薬は出さない。 
「心理療法センター」を紹介されます。 
 
心理療法センターにはセラピスト(心理士)がいて、 
そこで、無料 でカウンセリングが受けることができるとの内容。 
 
主にはカウンセリングは、認知行動療法を行う。 
改善率は、50% 
 
うつ再発率  
薬のみ → 55% 
薬と認知行動療法併用 → 27% 
 
イギリスは、薬偏重の治療からカウンセリングへの治療へと 
大きく方向転換しています。 
 
実際、日本においても、新型うつ病といわれる薬の効きにくい、 
再発率の高いうつ病が増えてきています。 
うつ病患者の方に接する医師やカウンセラー、企業の人事担当者、 
家族などは、どう対応してよいか日々深刻さが増しています。 
 
番組をみて、思ったことは、 
ほんと、日本とは大違いだということ  
 
現在の日本は、カウンセリングは保険適用外のため、 
5,000~15,000円ほどのお金が必要です。 
 
うつ病治療において、 
薬とカウンセリングの併用における 
再発率抑制の効果は実証されています。 
薬の長期服用による副作用の問題もあります。 
 
なぜ?カウンセリングの普及は進まないのだろう? 
 
当協会も、名古屋で初めてカウンセリング養成を行い、 
カウンセリングが特別なものではなく、身近な存在として 
多くの方々に広がり、より良い生き方につながっていけるよう 
微力ながら活動してきました。 
 
15年以上前といえば、 
カウンセリング=とても怪しい??の時代です。 
 
そんな時代から、 
当協会は、名古屋の地で活動してきました。 
現在は、ありがたいことに名古屋市や愛知県などの地方自治体や 
多くの企業様からカウンセリングのご依頼を受けるところまで 
信頼を得てきておりますが、 
カウンセリングを必要としている方の数に対しての 
まだまだ支援態勢が不足している現状です。 
 
うつ治療の先進国であるイギリスの取り組みは、 
今後、世界に広がっていくかもしれません。 
 
当協会も、カウンセリングの普及の一助として 
これからも活動を地道に続けていきます  
 
 
 
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