講師の宮崎です。
先日、震災後の被災地に
いろいろな芸能人の方が、
訪問したり、炊き出ししたりして、
被災者の方々のために活動している姿が
テレビで放映されていました。
困っている方々への援助の輪が広がっていくことは
大変素晴らしいことだと思います。
芸能人の被災地訪問の中で、
歌手の長淵剛さんの訪問報道を見ました。
私個人としては、
長淵さんといえば、「乾杯」「とんぼ」といった
素晴らしい歌手であり、
元プロ野球選手の清原選手の引退試合では、
大阪ドームで清原選手のために
駆けつけ歌を贈るような男気ある方だという
印象がありました。
その長淵さんが被災地に行って、
歌で被災地の方々を元気づけていたのですが、
被災地の方を元気づけた後、
帰らずに、向かった先がありました。
そこは、
自衛隊の方々のところです。
瓦礫の除去、行方不明者の捜索、
孤立した被災地への食糧物資の輸送活動
などなど
あまり報道はされないわけですが、
多くの自衛隊員の方々が被災地で活動しています。
まさかの長淵さんの訪問に、
若い隊員の方が、
「ほ、ほんとですが、
す、す、すっごい嬉しいです！！」
と興奮気味。
その後は、
自衛隊員の方々を集めて、
長淵さんと一緒に「乾杯」を熱唱していました。
そうなんです。
確かに、被災者の方が一番辛いわけで、
当然、被災者の方のためにと思うわけですが、
自衛隊員の方をはじめ、
医師や看護師といった医療関係の方、
教育、福祉関係の方、
地方公共団体の方、
ボランティアの方、
などなど、
多くの援助者が活動しています。
ただ、
どうしても、
被災者が中心の報道になり、
私たちも、
被災者のためになにができるか考えるわけですが、
その影で、
多くの援助者が心身ともに消耗しながら、
必死に頑張っておられます。
援助者への心配りを忘れない
長淵さんの行動に感動しました。
援助者は、物を言わない方が多いです。
しかし、
援助者の現状は、
食事も1日2食、
寝る場所も床で寝て、
1日中、動き回っておられます。
謙虚で、自己犠牲の気持ちが
高い方々と言えます。
だからこそ、
無理はしないでほしい。
援助者が健康だからこそ、
被災者の方々への援助ができると思います。 |
