東日本大震災後、改めて、
こころのケアの大切さが注目されています。
大切な人を亡くし、
悲しみに暮れる遺族のこころのケアのために
「グリーフケア」という関わり方があります。
大切な人を亡くした直後は、
大きなショックから、こころの痛みに気づかず、
頑張りすぎたりしますが、
少し日が経った頃、
悲しみ、怒り、不安、孤独、罪悪感などの感情や
不眠、食欲不振、体の痛み、
体力や免疫機能の低下などがあらわれます。
周りの人ができることは、
その方の気持ちや行動を尊重し、共感的に理解するように、
その方の話に耳を傾けることなどがあります。
また、震災では、住宅、仕事など、
生活の基盤を失っていることも多いため、
こころの問題とともに、具体的な生活の問題の両面で
支えていくことが大切になります。
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