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息子の選択

宮崎理事長 2015/06/15
名古屋で信頼のある心理カウンセリング専門校
NPO法人コアカウンセリング支援

昨日、
地元で地区のドッチボール大会がありました。

私の息子は小学生。

5月は運動会、
6月はドッチボール大会と行事が続いています。

5月運動会は、土曜日でしたが、
仕事があり、合間に駆けつけ、
また帰る状況で
少ししか応援できなかったのですが、
今回は日曜日。
ちょうどお休みだったので、
朝から応援に行きました。

前日、夜、

息子が、

「明日は、絶対優勝する!!」

と珍しく断言!!

そして、大会当日、
有言実行☆
活躍して、
決勝戦まで勝ち上がりました!!

親心としては、
勝たせてあげたい・・・

でも、結果は負けました(T_T)

しかも、
自分から
決勝戦の出場を仲間に譲って …T^T

我が子ながら、
チーム内で活躍できる
戦力トップ3に入る
攻撃力、防御力がありました。

今まで
ストレート勝ちだったけど、
さすが決勝戦!1戦目を落としてしまった。

動揺が広がる中、大切な第2戦目!
チームの子供達全員が
試合に出たいと譲らない…

当然です。
みんな出たいに決まっている。

平等な参加機会を大事にするのか?

決勝戦だから勝利を大事にするのか?

必死にメンバー構成を主張する男の子、

黙ったままコートを出ようとしない男の子、女の子

出たいのに、出れないのかと
泣きじゃくる女の子…

子どもたちも、
大人たちもどうしたら良いのか…
時間だけが過ぎていく中…

息子が、出たいはずなのに、

「俺が出るよ…」と、身を引いた…(T_T)

遠くから見守っていた私と妻は、
なにが起こったのかわからない。

コート脇で、1人体操座りしながら、
うつむいていた息子…

試合が始まると
仲間を一生懸命、
必死に応援した息子…

でも、
決勝戦は負けてしまった…

優勝目指し、練習をして、
実力があり、自信もあり、
勝ちたかったはずなのに…

悔しさを
押し殺しながら、
仲間に
決勝戦を譲った息子を
思わず、
褒めてやりたいと…

試合後、
近寄ったら…

無言で離れようとする…

近づくなと…

父親には、
今、同情や悔し涙を
見られたくないようです…(~_~;)

こういうときは、
息子のプライドを大切にして、
そっとしておきます。

そして、妻にお任せします。

私は、
少し時間を潰してから、
帰宅しました。

そして、
親子3人で食事に行きました。

あえて、
決勝戦のことを触れずにいたら、

息子から、

「悔しかったんだ…
2戦目負けちゃったことが…」

それから、
ただ、
ただ、
息子の話を聴くだけでした。

帰宅後、妻にこそっと話を聞いたら、

お風呂に入りながら、
涙をお湯でごまかし、
泣いていたそうです。

そして、
妻が褒めたら、
また泣いたそうです。

それを聴いていたので、

私は、
息子を
無理に褒めませんでした。

話を聴いていくうちに、
息子は元気さを取り戻し、
遊びに行きました。

こどもって、
強いですよね。

そして、
親にいろいろなことを学ばせてくれます。

私の過去を思い出すと、
小4の時はガキ大将で、
私なら、
絶対!決勝戦出てたし、
あえて、話そうともしなかった。

そういう意味では、
大人になって苦しんだ私に似ず、
本当によかったです。

ここまでは、
妻と心理学のおかげかな〜(^_^;)

ただ、
大人になるということは、
思いやりや優しいだけでは
ダメなんだ…

強さ、
ずるさ、
ゆずれないもの…

父親として、
そのあたりを伝える役割、
果たしたいとも思います。


 

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